揺るぎない結婚


by unshakablemarriag

目次

目次

ちょっと違うぜアメリカ人
 (1)アメリカのクリスチャン
   ① クリスチャン人口
   ② キリスト教会
 (2)アメリカ人のコミュニケーション
   ②
   ③
   ④
 (3)アメリカ人の夫婦喧嘩 
   ①男と女のすれ違い
   ②すれ違いから触れ合いへ


揺るぎない結婚
 訳者はしがき
 第 1章 信頼
 第 2章 コミュニケーション
 第 3章 誓約
 第 4章 妥協
 第 5章 愛
 第 6章 忠実
 第 7章 笑い
 第 8章 正直
 第 9章 忍耐
 第10章 親切
 第11章 理解
 第12章 受容
 第13章 尊敬
 第14章 赦し
 第15章 友情
 第16章 信仰
 第17章 性愛
 第18章 土台を築く道具

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# by unshakablemarriag | 2014-03-31 16:18 | 目次

アメリカのクリスチャン

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(1)アメリカの クリスチャン

☆クリスチャン人口

世界のクリスチャンは、世界の全人口70億の32%、22億人を占める。
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また、アメリカのクリスチャンは、アメリカの全人口3億2000万の75%、2億4000万人を占める。
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☆清教徒
清教徒がボストン郊外に上陸
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☆カトリック
     西海岸はスペイン人がメキシコから北上

  ☆教会
     礼拝堂
     聖歌隊
     スモールグループ

 結 論

  ☆過半数がクリスチャン

  ☆キリスト教が社会の基盤

  ☆移民政策でノンクリスチャンが増加中


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# by unshakablemarriag | 2014-03-30 16:27 | アメリカのクリスチャン
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(1) アメリカ人の コミュニケーション
 
 ① 自由に発言できる環境

  ☆ジョークを多用
    緊張を解いて円滑に 140/300
     英語のジョーク

  ☆地位、性別、年齢、人種に関係なく対等
      First Name
      多民族国家 

 ② 自己が確立している

  ☆主張は明快
     イエス・ノ―が明確
     対立軸が明確な2大政党
     大陸の自由な発想

  ☆へつらい、遠慮、謙遜なし
     高い雇用流動性
     誤りを認めない
     イエス・ノーをそのまま受け止める

 ③ 衝突を回避する

  ☆異論を歓迎
     付和雷同を好まない
     よく誉める

  ☆ディベートが得意
     感情抜きで論理対決
     しこりが残らない

 ④ コミュニケーション教育

  ☆説明力
     幼稚園から Show & Tell の授業

  ☆ディベート能力
     経営学修士の授業

 ⑤ 結 論

  ☆自己が確立

  ☆とことんコミュニケーション

  ☆コミュニケーションが社会の基盤



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# by unshakablemarriag | 2014-03-30 16:26 | アメリカ人のコミュニケーション

アメリカ人の夫婦喧嘩

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(3) アメリカ人の 夫婦喧嘩

 ① 夫婦のすれ違い

  ☆現状認識の違い
     男性は現状維持、女性は改善志向

  ☆親密さを感じるのは
     男性は体験の共有、女性は感情の共有

  ☆思考形態の違い
     男性は論理優先、女性は感性優先

  ☆情報の処理方法の違い
     シングルタスクとマルチタスク

  ☆違う性格の異性に惹かれる
     結婚とは性格が違うふたりが一緒に住むこと

 ② すれ違いから触れ合いへ

  ☆前置きの一言
     コミュニケーションの糸口に

  ☆「私は…」文
     「あなたは…」でなく「私は…」で

  ☆サンドイッチ方式
     愛をもって真理を語れ/Eph 4:15

  ☆横並びと差し向かい
     体験の共有と感情の共有

  ☆笑い合おう
     ともに笑う家族は長続きする


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# by unshakablemarriag | 2014-03-28 16:29 | アメリカ人の夫婦喧嘩

揺るぎない結婚

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揺るぎない結婚
キース・ポッター著/田代駿二訳
出版社 あめんどう
四六判320頁 定価1500円+消費税
アマゾン から送料無料で購入可

本書「揺るぎない結婚(原題 Unshakable)」によれば、アメリカ人男性の80%は思考人間である。思考人間は感情をあまり信用せず、研究や経験、権威の発言にもとづく論理的思考を感情より優先させる。もちろん、思考人間にも感情はある。しかし、感情の権威は低い。多くの男性は人間関係を計る際、メンテナンスが容易なほど高いレベルの人間関係と見なす。男性にとって親友とは「自分をそのまま受け入れてくれ、一年間会わなくても、会ったら前のようにつき合ってくれる人」である。言い換えれば、男性はローリスク・ハイリターンの関係を高く評価する。その結果、男性は親密なつき合いにより情報を得るのが苦手である。親友と一日中ゴルフをして何の情報も得ずに家に帰ることができるのはそのためである。男性が親しみを感じるのは、情報を分かち合うときよりも経験を共にするときである。

一方、アメリカ人女性の80%は感情人間である。感情人間は豊かな感性を持ち、心に感じたことを論理的思考より優先させる。もちろん感情人間は知能が劣るわけではないが、感情が行動や気分を強力に支配するため、情緒的反応に陥りやすい。女性の良い面は、自分の感情をしまっておかないで吐き出してしまえば、それで実際に問題が処理できることである。ただ聞いてもらうだけで解決するケースも多い。多くの女性は個人的な感情や細やかなことに関心を抱き、個人的な情報に興味を持つ。女性は、人間関係の維持のために、精度の高い信号計測器を駆使して定期的なメンテナンスと桁はずれの投資、そして鋭い注意を怠らない。これらは女性の人間関係構築の基本であり、気配りを怠れば破綻する。

その結果、男女間には常にすれ違いが潜在することになる。複雑な案件に対して、男性は論理的解決を模索し、女性は感情的に自分の気持を話して同情を買おうとする。女性はよく、「彼は聞いてくれない」とか「彼は解決だけに気をとられて無神経!」と不満をもらす。一方、男性は、「彼女は理屈や常識的な解決には耳を貸さず、感情にどっぷり浸かっている」と言っていらだつ。

おもしろいことに、人間は異なる性格の異性に惹かれることが多い。したがって、思考人間の男性と感情人間の女性が結ばれ、感情人間の男性と思考人間の女性が結ばれることが多い。その結果、ほとんど全部のカップルがすれ違いを味わうことになる。

おそらく日本人の場合も、アメリカ人と同様に、男性は情報を分かち合うときよりも経験を共にするときに友情を感じるであろう。そのため、言わなくてもわかってもらえると勝手に思い込みやすい。まして、日本人のコミュニケーション能力はかなり貧しいから、“ありがとう”とは心で思うもので、わざわざ口で言うことではないとさえ信じている。ところが、女性は個人的な感情や細やかなことに関心を抱き、個人的な情報に興味を持つから、当然、夫にも強い関心と頻繁な情報の交換を期待する。これでは、すれ違いが蔓延するのは当然であろう。

これを読んだ日本人男性の多くは、「この本は危険思想だから読まない。それどころか、妻にも絶対読ませたくない」と思うかもしれない。しかし、もし、この本を結婚記念日か奥様の誕生日かにプレゼントできたら、すれ違いの夫婦から触れ合いの夫婦への記念すべき第1歩となるに違いない。

もうひとつ、思考人間と感情人間のすれ違いは、男女間にだけ起こるわけではない。男同士でも、どうも話が合わないという場合には、思考人間と感情人間のすれ違いを疑ってみる必要がある。人間研究の一環からも、興味深い1冊と言えよう。


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# by unshakablemarriag | 2013-10-20 15:11 | 揺るぎない結婚

はしがき

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訳者はしがき

著者のキース・ポッターは、1999年3月から2010年8月まで11年半の間、わたしども夫婦が会員だったサラトガ連合教会(カリフォルニア州)の主任牧師をつとめた。同教会はシリコンバレーの高級住宅街にあり、約千人の会衆を擁する大教会である

一般に、牧師は教会で結婚式を司式するとき、事前にカップルに対して結婚準備講座を授ける。彼も、2009年までの25年間に約400回の結婚準備講座をとりおこなった。その経験と、教会メンバーの身の上相談に応じておこなった無数のカウンセリングの経験を踏まえて、結婚の本質に迫ったのが本書である。

本書の特徴は、男性と女性の発想方法のちがいを明快に解説していることである。第2章「コミュニケーション」と第11章「理解」、第12章「受容」には、男女の基本的な性格のちがいが具体的に説明されていて、目からうろこが落ちる思いを何度も味わった。特に、男性の80%は思考人間で女性の80%は感情人間とする説は、多くの人が思いあたるところであろう。この差を得心するだけでも、すくなくとも日常のつまらない夫婦げんかは激減するにちがいない。

この男女間のすれ違いを解決するには、一言で言えば、愛情あふれるコミュニケーションのたゆまざる実行しかない(その意味で、少なくとも第2章と第11章、第12章を読むことをお勧めする)。もちろん、愛情あふれるコミュニケーションをたゆまず実行することは容易ではない。しかもカップルによってその方法は大きく異なる。

しかし、本書を熟読し、数々のヒントを参考にしながら日々わずかずつでも前進できれば、すれ違いの関係もまちがいなく触れ合い豊かな関係に変わっていくであろう。

私事にわたって恐縮だが、わたしの妻は文句のつけようのない理想的な妻である。それにもかかわらず、これまでつまらない口げんかが多かった。その原因は、ただ聞いてほしい妻に対して、結論をせかす夫がいたことであった。しかし、本書を翻訳しながら何度も読み返すうちに、それに気がついた後は、遅ればせながら日々笑い合う会話を楽しめるようになっている。この本から多大の影響を受けた日本人第一号は、おそらくわたしであろう。

訳者 田代駿二



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# by unshakablemarriag | 2013-10-19 15:04 | はじめに

第1章 信頼

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第1章 信頼(抜粋)

結婚とは、無防備な状態のなかへ思い切って飛びこむ厳粛な一歩である。人生のすべてを相手に懸けることにより、親密な関係と引き替えに無数の危険に身をさらし、肉体的にも精神的にも経済的にも、あらゆる面で相手の影響下に身を置くことになる。ふたりにとって人生はもはや、自分の意思決定と身のまわりに起こる現象との単純な因果関係だけに限定できなくなる。

多くの若いカップルが結婚生活を築き上げるための重要な土台として、最初に信頼を挙げるのは、おそらくこうした不安のせいだろう。婚約という何か不安を覚える状態のなかで、ふたりは先を争って信頼こそ重要だと主張する。

セックスにかかわる信頼は、より深刻で切実な問題である。多くの若いカップルが最も大切な土台として信頼を考える場合、それはセックスにかかわる信頼である。セックスにかかわる信頼が失われれば、その傷跡の修復は不可能である。私は、セックスにかかわる信頼が失われても結婚生活を続けている例は知っているが、セックスにかかわる信頼が失われても信頼関係が続いている例は知らない。

信頼は、非常に高価なものである。したがって、それを守るために身のまわりに護衛や要塞、スピードバンプを置く必要がある。まず、信頼できる親しい友人を持とう。それも単純に悪癖に同調するような人でなく、迷ったときに正しい道へ戻してくれるような強い友人が望ましい。そして高い理想を追求するコミュニティの一員になろう。さらに、高潔なもので心を満たそう。つまらない衝動に火を注ぐようなものでなく、品性を高めてくれるものに関心を持とう。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-18 16:15 | 1 信頼
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第2章 コミュニケーション(抜粋)

マイヤーズ・ブリッグスの性格テストは、人間の性格を基本的に思考人間(thinker)と感情人間(feeler)に分類している。ただし、どれだけ思考能力があるかとか感受能力があるかをテストするわけではない。思考と感情のうちどちらのほうを好み、どちらをより大事と思っているかのテストである。ゲーリー・スモーリーは、「約80%の家庭では、男性は頭の言語で話し、女性は心の言語で話す」と言っている。

多くの男性は思考人間である。研究や経験、権威の発言にもとづく(賛成か反対か、費用対効果分析などの)論理的思考を感情より優先させる。もちろん、思考人間にも感情はある。しかし、思考人間は情緒をあまり信用せず評価しない。彼らにとって感情の権威は低い。多くの場合、男性は意見や信条を述べるとき、「私はこう思う(I think that…)」から始める。

一方、ほとんどの女性が感情人間の傾向にあり、そのために情緒的な反応に陥りやすいのは別に驚く話ではない。実際、女性は意見や信条を述べるとき、「私はこう感じる(I feel that…)」から始めることが多い。これは何も女性が、男性なみに思考ができないということではない。単に彼女たちは、多くの場合、感情を論理的思考に優先させるだけの話である。

その結果、男女間にはつねに衝突が潜在することになる。複雑な案件に対して、男性はいつも論理的解決を模索し、女性はいつも感情的に自分の気持を話して同情を買おうとする。女性はよく、「彼は聞いてくれない」とか「彼は解決だけに気をとられて無神経!」と不満をもらす。一方、男性は、「彼女は理屈や常識的な解決には耳を貸さず、感情にどっぷり浸かっている」と言っていらだつ。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-17 16:18 | 2 コミュニケーション

第3章 誓約

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第3章 誓約(抜粋)

教会の結婚式では、どの新郎新婦も異口同音に誓いの言葉を宣言する。「死がふたりを分かつまで、順境のときも逆境のときも、富めるときも貧しいときも、病めるときも健やかなるときも、真実で愛情に満ち……」と、神と証人の前に誓約する。

それなのに何が問題なのだろう。米国では結婚したカップルの半分が破綻する。なぜ、誓いの言葉が結婚への情熱や粘り強さ、持久力の支えにならないのだろう。一つには、結婚そのものが非常にむずかしいからである。相思相愛のカップルでさえ、対立や苦痛、失敗、状況の変化など、いろいろな原因で誓いを守るのがむずかしくなる。しかし、誓いは誓いである。何が起こっても守ると誓ったはずである。

現代の自己中心的な社会では、自分たちだけの個人的な世界に閉じこもる人は多い。結婚の失敗は、当事者ふたりだけの問題と考えてしまう。本当にそうだろうか。離婚は社会にも損害を与える。家族の離散は、訴訟費用や保護問題、カウンセリング費用などから離婚家庭の子どもによる犯罪の処理や拘留の費用まで、社会に大きな摩擦と負担を与える。たとえば米国の場合は、収監された未成年者の70%は離婚家庭の子どもであり、囚人の53%は離婚による母子家庭の子どもである。離婚家庭の子どもが、将来、良好で長続きする人間関係を形成することが少ないのは明らかである。したがって、離婚はねずみ算式に増加する可能性を内在させていることになる。

それでは、離婚家庭の子どもは離婚し、うまくいっている家庭の子どもは離婚しないのだろうか。 もちろん、そんなことはない。しかし、真剣に考え、深く祈り、正直に話し合う必要はある。それにしても、やはり育った家庭の原点がどうだったかは非常に大切である。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-16 16:19 | 3 誓約

第4章 妥協

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第4章妥協(抜粋)

健全な結婚の出発点は、妥協と順応とギブアンドテイクである。これらは自己中心的な人でないかぎり、だれでも自然に実行できるはずだ。しかし、これだけは知っておいてほしい。結婚式の当日は、自己中心や自己本位などどんな形にせよ、利己的な考えをすべて祭壇にささげなければならない。もし、乱暴で甘ったれでやんちゃで、自分のことしか考えず、前向きに取組む気がないなら、結婚は非常に困難でやっかいなものとなる。もし、自己主張があまりにも強いようなら、相手を不幸に陥れるだけだ。

いかに自己を捨てるかについてなら、イエス・キリストが最高の教師である。ピリピ人への手紙2章にあるように、キリストは神のひとり子としての権威に固執せず、自尊心も地位も捨てて、人間の姿をとってこの世に現れ、しもべとなり、与えに与え続けた。キリストのこの世の歩みは非常に魅力的だったので、多くの人がキリストをあがめ、敬い、その生き方にならおうとした。権威を放棄することを恐れた人たちは、キリストの過激な生き方におびえたが、その考え方と生き方はこの世に根を下ろし、それに従う人は、何世紀にもわたって現在に至るまで、つねに何十億人にも達している。(訳注:百科事典ブリタニカ年鑑2009年版によれば、現在のクリスチャン人口は、世界人口67億人の33%にあたる22億人にのぼる)

妥協の欠点は、どちらも自分の望みを完全には満たせないことである。妥協には、ふたりの希望を互いに部分的に取り入れたり、ふたりの希望とは別の方法を考えたりすることが必要になる。いずれにしても、その結果が両方の希望を同時に完全に満足させることはない。ときには良い方法が見つかることもあるが、ほとんどの場合、何らかの失望を伴う。

それでは、配偶者が間違っている場合はどうか。自分は正しくて相手に従うのが不合理なときまで、服従する必要があるのだろうか。じつは、自分が正しいことを誇示するよりも、尊敬の念を表すことのほうがはるかに重要である。自分の主張をとおすことは局地戦に勝つことでしかなく、一方、相手に敬意を払うことは戦争に勝つことである。服従は、賢明であるばかりでなく、粘り強く、寛容で、前向きな姿勢である。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-15 16:20 | 4 妥協

第5章 愛

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第5章 愛(抜粋)

新約聖書の原典はギリシャ語で書かれており、幸いなことにギリシャ語は、英語よりも愛を明確に定義している。エロティックという英語は、ギリシャ語のエロスから来ている。エロスは、男女間のロマンティックな愛を意味する。それは愛の一つの形であり、そこから希望やおとぎ話も生まれる。しかし、問題もある。ほとんどすべての結婚に、エロスの満ち引きがあり盛衰がある。ロマンが高みにあるとき、結婚はアツアツだが、火花が消えると急激に冷えこむ。エロスの上に構築した結婚は、大海にうかぶ桟橋のようだ。満ち潮のときは幸福の海原に浮かぶが、引潮になると結婚はいっぺんに干上がる。どうやら、結婚にはエロス以上の別の愛が必要らしい。

ギリシャ語のフィロスは兄弟愛を示す。それは兄弟姉妹や親友に感じる愛であり、忠誠心である。なんと素晴らしい愛だろう。血縁や共同体験、笑い、戦争、スポーツ、コーヒー片手のおしゃべりなど、これらは互いを強く結びつける。しかし、ここにむずかしい問題がある。私たちは、その関係に苦痛や不満を覚えると、いつでも簡単に相手から離れる。聖書を含めどんな教えも、兄弟愛の関係にさよならをしてはいけないとは言っていない。

アガペは忠誠を尽くす愛である。アガペは献身的な愛である。アガペは犠牲の愛である。アガペは堅固な愛である。アガペは積極的で自己犠牲的な愛である。感情がすさみ、友情がギクシャクしたときでさえ、決して消えずに正しい方向に向かう愛である。アガペは無条件の愛である。傷つけられても愛で報い、ふたりが引き離されても、愛は消えない。アガペは奉仕の愛である。たとえ見返りがなくとも、与え、仕え、聞き、心を配る。病めるときも健やかなときも、富めるときも貧しいときも、愛は堅固な意志であり、単なる感情ではない。

驚くのは、アガペの愛を実践できる人が現実にいることである。私は身体や精神に障害を持つ夫婦が、互いの愛を貫きとおしているのを見たことがある。相手からの見返りを何も期待できなくても、ただ与え、愛し、介護する。じつに彼らは歩く奇跡であり、真のヒーローである。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-14 16:21 | 5 愛

第6章 忠実

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第6章 忠実(抜粋)

忠実な心は信頼を生みだし、信頼を確かなものにする。しかし、相手が他の人との関係を優先させ、ふたりの間の誓約を破るなら、それは不誠実だと責めたくなる。最も悪質なのは、忠実が性的要因により破られる場合である。情事は悪質であり、異性との戯れや妄想(ポルノなど)へののめりこみも、亀裂や苦痛の原因になる。特に、それが秘密裏に行なわれると始末が悪い。

その他にも忠実が試されるケースがある。たとえば、相手は自分のいないところでも自分のことを良く言っていると信じていたのに、そうでない場合である。私たちのいた最初の教会でリンダ・ディローの著書「創造的夫婦」を使って話し合う婦人会があった。ところが、その数週間後、夫たちが私のところに来て訴えた。
 「あの婦人会はただのおしゃべりの会になっている」
 「自分たちの汚れた洗濯物が、教会中につるされているようだ」
 「彼女たちは、夫への不満をぶちまけているだけだ」
 「おちおちしていられない」
というものだった。私の妻もその婦人会に何回か出ていて、男性の心配はもっともだと教えてくれた。秘密はもれ、欠点は批判にさらされ、話は次々と伝わった。それは善意から始まった会だったとは言え、夫をつるしあげる会になっていた。結局、基本原則をはっきりさせ、もっと正しい方向に進めようということで、この有意義な努力は誠実で尊敬に値するものに変えられた。

夫たちは口々に言い合った。「彼女たちは忠実でない。男なら町中にごみをまき散らしたりしない」一般に、男性は細かいことを言わない。妻に対しておおまかにレッテルを貼ってけなすのが普通である。「古女房が今夜は出かけちゃいけないと言っている」とか、「ボスがベビーシッターをしろと言っている」とか、「今月も刃物や重いものを隠すときがきたか」のたぐいである。このような軽口は友人同士のストレス解消にはもってこいで、女性同士の愚痴の言いあいと似たりよったりだが、しかし、これらも決して忠実な心から出た表現とは言えない。女性のほうにしてみれば、「あなたは私の味方と思っていたけど、私は魔女でやっかいなお荷物で、漫画に出てくるなげかわしい主人公にされていたのね」ということになる。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-13 16:22 | 6 忠実

第7章 笑い

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第7章 笑い(抜粋)

妻が乳がんにかかったころのことを思い出す。彼女がこれから耐えていかねばならない苦しみや、家族を襲う恐怖を思って、私は震えた。ところが、笑いがきたのである。笑い?そう、妻は驚くばかりのユーモアで、不安の陰りをみじんも見せずに乳がんと戦った。ケーブルテレビで、お気に入りのホームコメディ番組を申しこみ、それを見て大笑いした。そのショーのなかの爆笑場面は、家族の日常会話のなかに根づくまでになった。笑いが私たちを救ったのである。病めるときも健やかなるときも、私は楽しい人間でありたい。これは妻が私と結婚した理由の一つにもなった。

「あれはオトリ商法だった」とでも言いたげな話をする女性は多い。「彼は、デート時代はとてもおもしろい人だったのに、今はソファに座ってテレビばかり見ている。私に求愛し、私の心をとらえたころの彼は、今どこにいるの?」

同じようなことを、不倫の経験を持つ男性から聞く。結婚後15~25年たつ男性に多い。私は、そういう男性は、若い女性とセックスをしたいだけだと思っていた。若ければ、引きしまった身体と輝く肌を持っているからである。ところが、そういう男性の言い分は違っていた。「若い女性は楽しい。妻はどこかにそれを置いてきてしまったらしい。若い女性といるほうが楽しいと思わないか」 私は、「分かった。しかし、そうは言っても不倫を正当化できるわけではない」とすぐに反論する。確かに正当化はできない。しかし、彼らの話を聞いて、笑いやおおらかさ、遊び心を失った人間関係のむなしさは理解できる。彼らには、速やかに正しい結婚生活に戻るように勧めるが、私は彼らに同情できないほど傲慢なわけではない。楽しさを失った家庭はわびしい。そして、わびしい人生を送る人は、しばしば悪い選択をする。

笑いは、身の周りに起こるほんのちょっとしたことからも生まれる。ほとんどのことは笑いの対象になる。人生を笑い飛ばす訓練をしよう。互いに笑い続けよう。からかい、つつき、冗談を言い、戯れよう。若いときに運動を続けて若さを保ったのと同じ熱心さで、子どものような純真さを保とう。若さは取り戻せなくても、純真さは取り戻せるはずだ。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-12 16:22 | 7 笑い

第8章 正直

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第8章 正直(抜粋)

ベッツィーは、ボブのために丸一日かけて、初めての料理に挑戦した。レシピの選択から食材の買い出し、調理、配膳まで何時間もかけて働いた。ボブが帰宅すると、待ちかまえていた彼女は期待でわくわくしながら、まばゆいばかりに輝くテーブルに導き、できたてのごちそうを披露した。ベッツィーが真剣な目つきで必死に見つめる中、ボブは最初の一口を味わった。これはひどい! 不合格だ。肝心の材料が欠けている? いや、何か変なものが混じっている?

ベッツィーは、「どう? 好き?」と感想を求めた。ボブは、深い喜びに満たされてゆっくり味わっているような、それでいて、みじめな苦しみに耐えているような、どっちつかずの表情をした。彼は一瞬考えを巡らした。彼女にどう言えばいいだろう。彼女はわくわくしながら待っている。そんな彼女を傷つけたくない。しかし、嘘もつけない。彼女が自分で味わえばすぐに嘘がばれる。あるいは、思いがけずこの味が好きだったら、もう一度作るかもしれない。

さて、この程度の話なら、もちろん運命を左右するようなことにはならない。ただ、この実例は真実を正直に分かち合うのがいかにむずかしいかを物語っている。たとえば、夫から「セックスはよかったか」と聞かれてそうでなかった場合、本当のことを言えるだろうか。あるいは、「このズボンをはくと太って見えるかしら」と妻から聞かれて、どう答えればよいだろう。

聖書は、「愛をもって真理を語れ」と言っている。これこそ、問題の核心である。真実が良い知らせなら、もちろん隠す必要はない。しかし、悪い知らせの場合でも、愛をもって伝える方法を考えねばならない。

ボブは言った。「ベッツィー、この料理を一生懸命作ってくれてありがとう。とてもうれしい。ただ自分には香りがちょっと物足りないが、素晴らしいよ。本当にありがとう」



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# by unshakablemarriag | 2013-10-11 16:22 | 8 正直

第9章 忍耐

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第9章 忍耐(抜粋)

忍耐の一つの側面は、待つという能力である。赤信号、レジの行列、役所、病院など、どこでも待たねばならない。ただし、待つことは簡単ではなく、男性は妻が化粧直しで最後のワンタッチをするのさえ待てないし、女性は約束した時間に帰ってこない夫を待つのに苦労する。しかし、本当にむずかしいのは、愛する配偶者がより良い状況に回復するまで待つ場合である。

スーと私は、交代で肉体的精神的挫折を味わった。私のスポーツによるけがやストレスの多い仕事からきたうつ病は、妻に回復を辛抱強く待つ苦痛を与えた。スーのてんかんや不妊症、黄斑変性、乳がんは、彼女が願っていた平穏無事な生活を打ち砕いた。私は彼女がそんな状況を乗り越えるのを待つだけだった。

ただし、私たちの待ち方はまったく受身だったわけでなく、互いの健康プログラムへの参加も行なった。しかし、待つ側ができることはかぎられていた。日常の生活が影響を受け、エネルギーは低下し、苦痛に対して鈍感になり、ロマンティックな時間は激減した。不満は破裂寸前まで達し、普通にできていたことができなくなり、自尊心は打ち砕かれた。この時期、私たちはいろいろなことで試されたが、特に忍耐力が試された。

ときおり、私は待つことを強いられる結婚生活の話を聞く。人生はときどき激しく着地することがあり、どちらかが、あるいはふたりともが大きな痛手をこうむる。結婚生活に対する浅薄で単純な既成概念がひっくり返るのである。悲劇にもなりうるが、気楽な人生や、試練を受けたことのない結婚からは得られない、深い意味と力強い成長、強烈な喜び、神への献身の原動力が与えられるのも確かである。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-10 16:22 | 9 忍耐

第10章 親切

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第10章 親切(抜粋)

私は長い間、妻の人生をいかにより良いものにするかを考えずに過ごしてきた。親切と思えるようなことをいろいろしてきたかもしれない。しかし、本当の親切はそんなものではない。親切な人は柔軟で、どんなことにも対応できるばかりでなく、創造的で積極的である。

たとえば贈り物である。妻の好きな「愛の言葉」の一つが贈り物だということを知ったのは、結婚後15年もたってからだった。それまで、彼女は非常につつましい人だと思っていた。彼女はよく「私にお金を使わないで」と言ったので、そのまま信じたのである。しかし、そのうち分かったのは、彼女が贈り物と小さな親切に大変な感激を示すことだった。家路でチョコレートを買って帰るのは、ダイアモンドを買って帰るのと同じか、あるいはそれ以上だった。私は贈り物を買うときや旅行から何か買って帰るときは、「君のことをいつも思っている。いつも頭のなかにある」と自分に言い聞かせながら買う。ほとんどの女性、あるいはほとんどの人は、憧憬されるのが好きだから、贈り物は最高の親切と言えよう。

だれもが親切にものを言うことに慣れているわけではない。慣れていない人は、親切という重要な能力を速やかに身につけよう。ぶっきらぼうな貧しい言葉の選択は、結婚生活にまるで台風のような衝撃を与える。同じことを言うにも、「怒らせる気か、このトンマ!」と、「こういうことが起こるとフラストレーションを感じる」とでは大きな違いがある。前者は詰問調で侮辱的なため相手を守りの姿勢に追いこみ反撃を招くが、後者はすなおに受け入れられ怒りを誘うこともなく気持を充分に伝えられる。

親切の一つに、相手を認めるということがある。交際中は毎日、相手を大事にしようという思いでいっぱいである。デートのときは愛の言葉を連発する。ところが、結婚したとたんそれらは消えうせ、あたかも愛情は当然のようになる。しかし、決してそうであってはならない。古いことわざに、こうある。
 妻が夫に言った。「私を愛していると永遠に言い続けて」
 夫は答えて言った。「一度、愛していると言った。何か変わったら、いちばん先に教えるよ」

これは悪い冗談だが、重要なことを言っている。単に愛していると言うだけでなく、どう愛しているか、言葉できちんと表せということである。大切なのは愛の言葉である。愛する配偶者の長所に思いを巡らせ、それを言い表す言葉を見つけよう。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-09 16:23 | 10 親切

第11章 理解

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第11章 理解(抜粋)

一般に、男性は親密なつきあいにより情報を得るのが苦手である。なぜなら、男性が親しみを感じるのは、情報を分かち合うときよりも経験をともにするときだからである。親友と一日中ゴルフをして何の情報も得ずに家に帰ることができるのはそのためである。
 メアリー「ジョーの奥さんは元気?」
 マイク 「聞くのを忘れた」
 メアリー「彼の仕事はどうなったの?」
 マイク 「話題にしたくなかった」
 メアリー「子どもたちの学校は始まった?」
 マイク 「子どものことは話さない」
 メアリー「あの家は自分たちの家かしら?」
 マイク 「どの家?」
 メアリー
 フラストレーションがたまってきて「いったい彼と何を話したの?」
 マイク 「何にも」
 メアリー「それでもあなたたちは友だちなの?」
 マイク 「いや、お互いに親友だと思っている」
夫は、妻の質問の真意が理解できないまま正直に答えただけである。なぜなら、男性は情報を分かち合うことよりも、経験をともにすることで深い友情を感じるからである。

女性は男性が個人的な情報に無関心なことに不満である。個人的な感情や細やかなことに興味を持たないのも不満である。これらは女性の人間関係構築の基本なのだが、男性は女性のこの基本的行動に興味がない。これは女性にはとても理解しがたい。

女性よ、この事実を理解し受け入れる努力をしよう。あなたの夫も、情報の分かち合いについてはおそらく初心者だろう。彼はあなたのようには細やかなことに興味を持たない。忍耐強く、希望を持って、正直に、情報の分かち合いが親しみを深めるのに大切であることを伝え続けよう。

男性よ、女性は基本的に個人情報が好きであることを理解し、それに少しでも協力するよう努力しよう。その報酬は、彼女にとってもあなたにとっても大きい。もちろん、個人情報の開示は危険を伴う。考えるだけでも恐ろしい。しかし、良いコミュニケーションを実現しようと思ったら考えを改めよう。女性同士のコミュニケーションに特有な(問題解決とは無関係な)分類や選別、愚痴の言い合いは、ふたりの間の親しみを深めるからだ。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-08 16:24 | 11 理解

第12章 受容

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第12章 受容(抜粋)

マイヤーズ・ブリッグスの研究によれば、男性の80%は思考人間で、20%は感情人間である。もちろん、80%の男性に感情がないわけではない。感情よりも論理的思考を優先させるということである。感情も重要だが、論理のほうがもっと重要なのだ。男性は、感情をそれほど信頼せず評価もしない。男なら、「今日は気分が乗らないが、周りの人に悪い影響を与えるのは合理的でない。愚痴を言わずにがんばろう!」となる。男性は、生まれつきにせよ訓練の結果にせよ、そうすることが多い。良いときも悪いときも、男性は感情に頼らずそれを黙殺する方法を知っている。ほとんどの男性は「岩」と呼んでよいだろう。

マイヤーズ・ブリッグスのテストでは、女性の80%は感情人間で20%は思考人間である。もちろん、80%の女性が論理的に考えないわけではないし、知能が劣るわけでもない。女性にとっては、感情のほうが内面的に信頼度が高く、影響が大きく論理的思考より大切ということである。感情が行動や気分を強力に支配する。女性特有の良い面は、自分の感情をしまっておかないで吐き出してしまえば、それで実際に問題が処理できたことになることである。

男性よ、妻を受け入れよう。女性は風を受けて目まぐるしく動く風見鶏のようだが、それはそれでよいのだ。あなたの人生を楽しく、彩り豊かにしてくれる。愛する人のために岩となり保護者となろう。ほとんどの男性はそうなるように作られている。女性のおかげで、よく聞き、よく感じとる訓練を受けることにもなる。自分の感情をうまく分析する方法を学べるかもしれない。女性は神秘的で複雑である。彼女を完全に把握するには一生かかるかもしれない。

女性よ、夫を受け入れよう。男性の多くは、堅固で単純でがさつで、女性の微妙な感情にはまったくついて行けない。しかし、変化の激しい世界で、自分のそばに堅固で頼りになる人がいるのは、たのもしいことである。神秘的で複雑であることにより、彼の世界を彩り豊かなものにしよう。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-07 16:30 | 12 受容

第13章 尊敬

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第13章 尊敬(抜粋)

結婚して一緒に住み、新しい世界が始まると、互いにそれほどすぐれていないことに気づく。近くで見るため、余計にいろいろな欠点や弱点が目につく。その結果、動揺や落胆が始まり、尊敬の念は消えていく。驚くことに、厳しい現実に出会ってそれまでの幻想が消えたとたん、今度は軽蔑が顔を現すことがある。しかし、あなたは彼女が本当に完全だと思っていたのだろうか。彼が本当に暗い面や荒削りな性格を持っていないと信じていたのだろうか。

ある有名な結婚カリキュラムは、夫が最も妻から得たいものは尊敬であり、妻が最も夫から得たいものは憧憬であると教えている。また、「現在、10件の結婚のうち5件は離婚に終わっている。結婚は愛だけでは続かないからである。愛は特に妻には不可欠だが、もっと必要なのは妻から夫への尊敬である」とも言っている。

もちろん、男性は憧憬の心を持つべきだし、女性は尊敬の心を持つべきである。しかし、エマソン・エグリッチの観察が正しければ、女性は現代の風潮と戦わねばならない。男性を一応は必要としても、気のきかない間抜けと見る風潮があるからである。女性よ、イエス・キリストをあがめるなら、夫を尊敬しよう。そして、その尊敬に真の愛情を織りこもう。彼は言う。「彼女が私を見つめたころを思い出す。そして、彼女がそういう見つめかたをしなくなったころを思い出す。私は、彼女に何か気にいらないことをしてしまったらしい」

一方、男性は魅惑的な肉体美を憧憬の必要条件とするような現代の風潮に逆らう必要がある。男性よ、イエス・キリストをあがめるなら、妻を憧憬しよう。そして、その憧憬に彼女の全人格に対する尊敬の念を織りこもう。彼女は言う。「彼がどんな目で私を見まもってくれたかを思い出す。あたかも太陽がわたしの目からのぼり、そして沈んでいくようだった。彼は好奇心に満ちあふれ、全力で私に深い関心を示してくれた」

こんなことがあってはならない。助けを借りればこういう深みからぬけ出すこともできるだろうが、まずは深みにはまらないことが大切である。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-06 16:31 | 13 尊敬

第14章 赦し

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第14章 赦し(抜粋)

結婚によって幸福をつかむには、赦しが決定的な意味を持つ。赦すことができなかったり、あるいは赦す気がなかったりする人にとっては、結婚生活は非常にむずかしい。赦しを拒み、いつまでも怒り、こうむった被害にいらだち、加害者を裁き続けるなら、自分自身の人生をのろい、家庭を暗雲で覆うことになる。その暗雲を吹き飛ばせるのは赦ししかない。

赦しがむずかしい原因は無数にある。心の傷が治るまでに時間がかかることや、人はいろいろな理屈をつけて怒りを正当化する能力を持っていること、後味の悪い争いの責任が自分にあることを認めたくないこと、神から赦されている事実を無視したり軽視したりすることなどなどである。

ナポレオンにこういう話がある。彼が、ある青年を脱走の罪で処罰しようとしたとき、青年の母親が来て慈悲を嘆願した。ナポレオンは「彼は慈悲に値しない」と言った。母親はそれに対して、「慈悲に値するとしたら、それを赦すのは慈悲ではありません」と答えた。この話から、赦しとは慈悲の行為であることが分かる。受けるに値しない人に示す好意なのである。真の優しさとは、見返りを期待せずに赦し続けることである。

優しい心は赦しの基本である。心の優しい人には、結婚生活を上手に送る能力がある。つねに赦す心を持ち、素早く完璧に実行する。責められても即座に赦し、わずかの苦痛も残さない。優しい人には、「何をされてもすでに赦しています」と言える能力が備わっている。神の恵みに満たされて導かれていれば、いつも人に優しくすることができる。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-05 16:32 | 14 赦し

第15章 友情

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第15章 友情(抜粋)

友情は楽しいものである。人生はそれ自体が重いものだから、重荷に感じるような結婚だったらしないほうがよい。友情は気持を高揚させ、重荷を軽くしてくれる。友情は、ともに笑い、泣き、うめき、はしゃぎ、冒険する仲間との触れ合いを意味する。一緒に指を指して、「わあ、見て!」と叫べる人が隣にいれば、夕焼けもさらに美しく見える。

多くの場合、友情は笑いと遊びにより育まれる。ほとんどのカップルは、恋愛期間中は大いに笑い合う。遊びはデートの最初の手段である。ところが、請求書や仕事、疲労、子どもの世話、伸びた芝生、汚いトイレなどがふたりの生活に入りこんでくると、とたんに遊びは隅に追いやられ、ふたりで遊ぶことはめったになくなる。

友情は、問題が起こったときにも役に立つ。ただし、男性はどうしたら熱心な聞き手になれるか学ぶ必要がある。女性にとっては、心の痛みや不満を口にし取捨選択していく過程で、愚痴を必要とするのが普通である。ところが、男性はそういうことは胸に納めてしまうので、聞き手になるのは苦手である。むしろそういう過程を飛ばして、結論を先に言い、問題の解決を計りたがる。ときには過程をまったく省略して、「彼女はあなたを傷つけようとしたんじゃなくて、ただ……」と結論を先に言ってしまうことさえある。
 「あなたは彼女の肩を持つの?」
 「いや、言いたかったのは……」
 「なぜいつも向こうの味方をするの? 一度でいいからこちら側に立ってみたら?」
 「どちらの側にも立ってない。ただ言いたかったのは……」
結局、彼のほうは論理的に話を進めたいし、彼女のほうは共感してもらいたいのだ。

この違いを認めるのは、早ければ早いほどよい。私の個人的意見だが、現代文明が男女間の差はないとしてきたこの数十年間、多くの結婚が大きな被害をこうむった。男尊女卑の否定は、女性の権利回復と男女平等のために有識者が戦う時代には意味があったが、それがほぼ実現した現在、すべからく男女は平等だが同じではないという事実は明言されるべきである。



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# by unshakablemarriag | 2013-10-04 16:32 | 15 友情

第16章 信仰

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第16章 信仰(抜粋)

一緒に祈ることは、結婚生活のなかで特に親密で心を満たしてくれる時間だった。そういう素晴らしい機会は、何げなく自然にやってくることが多かった。お互いのために、あるいは子どものために、これから出かけるバケーションのために、むずかしそうな会議のために、懸案の問題のために、一緒に祈った。祈りのときが自然発性的だったり定期的だったりしたことも素晴らしかった。男性よ、朝ごとに家を出る前に妻に近より、彼女の一日のために祈ろう。簡潔で短く率直に。それは彼女に大きな祝福を与え、彼女の心に深く響くだろう。妻よ、夫に対して同じことをしよう。

エペソ人への手紙5章21〜25節には、「キリストを恐れ尊んで、互いに従いなさい。妻たちよ。……自分の夫に従いなさい。……夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように……自分の妻を愛しなさい」とある。このメッセージは、2000年前の男性支配時代のものというより、むしろ現代の夫婦への提言になっている。互いに愛し、互いに尊敬し、互いに仕え、相手を中心に置く姿勢を勧めている。

どうしたら、それができるだろうか。私自身少しずつ分かってきたのは、妻に対して尊敬の気持を表すほうが、自分の主張を押しつけるよりはるかに重要だということである。自分の主張を押しとおせば、戦いには勝っても戦争に負ける。フットボールで言えば、土煙のなかで3ヤード前進しても、ラフプレーの反則で15ヤード失うのと同じである。そのうえ、自分の魂まで傷つけてしまう。ただし、愛と奉仕はいつもたやすいとはかぎらない。イエス・キリストがご自身を犠牲としてささげたように、ときには高価な代償と犠牲が必要になる。また、ときには服従は非常に困難な作業となる。自分の欲求を我慢し抑制するのは、簡単ではないからだ。

イエス・キリストは、人のために命を捨てるなら真の命を得ると言われた。結婚は、その教えを証明する実験場である。四半世紀の格闘と実践をへて、妻と私はこのモデルが今や証明されつつあることを宣言したい。あなたがたにも同じ恵みがあらんことを!



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# by unshakablemarriag | 2013-10-03 16:33 | 16 信仰

第17章 性愛

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第17章 性愛(抜粋)

つねにではないが、多くの場合セックスは結婚生活の幸福レベルを設定し測定する磁石であり、温度計であり、温度自動調節器であり、レントゲンである。つねにと言わなかったのは、セックスは、肉体的あるいは精神的な理由で、全体像のなかのほんの一部にしかなりえない場合があるからである。肉体的な病気やうつ病など人生のさまざまな要因が、セックスを喜ぶ力に影響する。そういうときは、セックスは結婚を築き上げる土台とは言えなくなる。変幻自在の人生航路においては、セックス以外の土台のほうが、より安定で持久力があり、影響を受けにくい。

現代はセックス狂騒の時代である。何でもセックスで判断し、情熱がうせるとさっさと逃げ出す人がいる。どうかそうならないでほしい。結婚というものが愛が冷めるという未熟な行動に影響されていたら、文明は内部から崩壊する。恋に落ちたり冷めたりであってはならない。真の愛情は、時間をかけて互いに素晴らしいところを見いだし、それが賛美に変わるなかから生れる。

結婚生活Q&A
Q 私の相手はすべての愛情表現や接触を前戯だと考えています。女性は背中をさすってくれたり、足をなぜてくれたり、手を握ってくれたり、あたたかく抱擁してくれたりするだけで、セックスよりうれしいことがあるのを、だれも彼に教えなかったのでしょうか。これらはすべてセックスまでいかねばならないのでしょうか。
A 男性よ、・・・・・・



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# by unshakablemarriag | 2013-10-02 16:34 | 17 性愛

第18章土台を築く手段

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第18 土台を築く手段(抜粋)

本章で取り上げる項目は、単独では結婚を築き上げる土台になりにくいが、結婚生活の内容を向上させるには欠かせない重要な原則であり手段である。いわば、メインコースの後のデザートとして以下をつけ加えたい。すでに触れた話題の繰り返しだったり、拡張版だったりするものもある。

自分は正しいと思っているかぎり、争いはいつまでも解決しない。過度の正義感を抑え、相手を理解し、受け入れ、尊敬しよう。それが解決の第一歩である。同様に、いつも謝ろう。いつも赦そう。怒りをいつまでも引きずるのはやめよう。悪口を言うのもやめよう。子どもの前で言い争うときは、どうやって解決するかを彼らがじっと見ていることを忘れてはならない。子どもの前でひどい喧嘩をするのもよくない。彼らをおびえさせるだけである。厳しい議論をするときは、お気に入りの喫茶店のような気のきいた場所を選ぼう。他人もいるところでふるまうことが大切で、良い舞台装置は多少なりとも緊張をほぐす。

短い一言で希望を伝えることは、幸福へのかけ橋となる。たとえばこういうことだ。私は仕事を終え疲れ切った身体で家路につく。家に戻ると、一日中ひとりで子どもの世話をして疲れ切った妻がいる。以前だったら、互いの気持も要求も分かっていながら、黙りこくっていただろう。今は短い一言を言えるようになった。あるときは「着替えて一息入れたら子どもの面倒をみるから、十五分待ってほしい」と言い、あるときは「何をしてほしい?」と言う。そうすれば、今度は彼女が短い一言を返す番である。最悪の気分のときでも、「今夜は疲れ過ぎて気分が悪い。しゃんとしてさわやかにしていたいが、とてもできない。だけど一時間だけゆっくりさせてくれれば、間違いなく元気になれるよ」と言うようにしている。いずれにしても、何も言わないのがいちばん悪い。相手がこちらの希望や気持を察してくれると勝手に思いこんだり、期待したりするのもよくない。

互いに思い切り愛し合おう。愛の言葉をきわめよう。相手の一日一日をどうしたらより良いものにできるか考えよう。与え、話し、譲り、伝え、仕え、遊び、笑い、楽しみ、赦し、優しくしよう。結婚生活を、目的意識を持って前進させよう。ふたりの関係をさらに成長させる能力と行動を追求しよう。堅固な土台の上に注意深く築き上げれば、あなたの結婚は間違いなく揺るぎないものとなる。


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# by unshakablemarriag | 2013-10-01 09:55 | 18 土台を築く手段

訳者あとがき

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# by unshakablemarriag | 2013-09-30 16:41 | 訳者あとがき