第15章 友情

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第15章 友情(抜粋)

友情は楽しいものである。人生はそれ自体が重いものだから、重荷に感じるような結婚だったらしないほうがよい。友情は気持を高揚させ、重荷を軽くしてくれる。友情は、ともに笑い、泣き、うめき、はしゃぎ、冒険する仲間との触れ合いを意味する。一緒に指を指して、「わあ、見て!」と叫べる人が隣にいれば、夕焼けもさらに美しく見える。

多くの場合、友情は笑いと遊びにより育まれる。ほとんどのカップルは、恋愛期間中は大いに笑い合う。遊びはデートの最初の手段である。ところが、請求書や仕事、疲労、子どもの世話、伸びた芝生、汚いトイレなどがふたりの生活に入りこんでくると、とたんに遊びは隅に追いやられ、ふたりで遊ぶことはめったになくなる。

友情は、問題が起こったときにも役に立つ。ただし、男性はどうしたら熱心な聞き手になれるか学ぶ必要がある。女性にとっては、心の痛みや不満を口にし取捨選択していく過程で、愚痴を必要とするのが普通である。ところが、男性はそういうことは胸に納めてしまうので、聞き手になるのは苦手である。むしろそういう過程を飛ばして、結論を先に言い、問題の解決を計りたがる。ときには過程をまったく省略して、「彼女はあなたを傷つけようとしたんじゃなくて、ただ……」と結論を先に言ってしまうことさえある。
 「あなたは彼女の肩を持つの?」
 「いや、言いたかったのは……」
 「なぜいつも向こうの味方をするの? 一度でいいからこちら側に立ってみたら?」
 「どちらの側にも立ってない。ただ言いたかったのは……」
結局、彼のほうは論理的に話を進めたいし、彼女のほうは共感してもらいたいのだ。

この違いを認めるのは、早ければ早いほどよい。私の個人的意見だが、現代文明が男女間の差はないとしてきたこの数十年間、多くの結婚が大きな被害をこうむった。男尊女卑の否定は、女性の権利回復と男女平等のために有識者が戦う時代には意味があったが、それがほぼ実現した現在、すべからく男女は平等だが同じではないという事実は明言されるべきである。



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by unshakablemarriag | 2013-10-04 16:32 | 15 友情