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はしがき

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訳者はしがき

著者のキース・ポッターは、1999年3月から2010年8月まで11年半の間、わたしども夫婦が会員だったサラトガ連合教会(カリフォルニア州)の主任牧師をつとめた。同教会はシリコンバレーの高級住宅街にあり、約千人の会衆を擁する大教会である

一般に、牧師は教会で結婚式を司式するとき、事前にカップルに対して結婚準備講座を授ける。彼も、2009年までの25年間に約400回の結婚準備講座をとりおこなった。その経験と、教会メンバーの身の上相談に応じておこなった無数のカウンセリングの経験を踏まえて、結婚の本質に迫ったのが本書である。

本書の特徴は、男性と女性の発想方法のちがいを明快に解説していることである。第2章「コミュニケーション」と第11章「理解」、第12章「受容」には、男女の基本的な性格のちがいが具体的に説明されていて、目からうろこが落ちる思いを何度も味わった。特に、男性の80%は思考人間で女性の80%は感情人間とする説は、多くの人が思いあたるところであろう。この差を得心するだけでも、すくなくとも日常のつまらない夫婦げんかは激減するにちがいない。

この男女間のすれ違いを解決するには、一言で言えば、愛情あふれるコミュニケーションのたゆまざる実行しかない(その意味で、少なくとも第2章と第11章、第12章を読むことをお勧めする)。もちろん、愛情あふれるコミュニケーションをたゆまず実行することは容易ではない。しかもカップルによってその方法は大きく異なる。

しかし、本書を熟読し、数々のヒントを参考にしながら日々わずかずつでも前進できれば、すれ違いの関係もまちがいなく触れ合い豊かな関係に変わっていくであろう。

私事にわたって恐縮だが、わたしの妻は文句のつけようのない理想的な妻である。それにもかかわらず、これまでつまらない口げんかが多かった。その原因は、ただ聞いてほしい妻に対して、結論をせかす夫がいたことであった。しかし、本書を翻訳しながら何度も読み返すうちに、それに気がついた後は、遅ればせながら日々笑い合う会話を楽しめるようになっている。この本から多大の影響を受けた日本人第一号は、おそらくわたしであろう。

訳者 田代駿二



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by unshakablemarriag | 2013-10-19 15:04 | はじめに